戦後私たち日本人は新嘗祭・収穫祭を祝うことを止めさせられ、勤労感謝の日という無味乾燥な日に置き換えられました。宗教的な背景を形骸化することに一役買ったようですが、食に感謝するという人として当たり前の営みすら無くなっているように感じます。
新たな収穫祭の日が設けられたわけでもなく、新たな祈りや、感謝をささげる方法が作られたわけでもなく、ましてや作れるわけもないので、自分たちたちなりに新嘗祭を再生させるしかありませんね








今年の収穫祭は、以前東京にいた頃に稲作を教えたもらった荒井紀人(ノリさん)に来ていただき、感謝をの唄を歌っていただきました。
わたしたちは生きる=食べるだけで大地から収奪してしまう生き物です。ただただ収奪してそのままにすることなく、一年の無事、そして収穫物が先の一年を約束してくれることに大いなる感謝を捧げます。たくさん食べ、笑い、歌い、そして踊りました。
天候も味方をしてくれて、稲作仲間をはじめとする我らがトライブは大地とつながり、大いなる感謝ができたと思います。素晴らしい新嘗祭となりました。
何よりも、伊那谷の在来種、白毛餅(しらけもち)の新米の美味しいこと!格別です!

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